半田市観光協会公式「半田市観光ガイド」HP

半田市観光協会の公式HP「半田市観光ガイド」を企画・設計・制作しました。

「半田市観光ガイド」(半田市観光協会公式ホームページ)(外部リンク)
https://www.handa-kankou.com/

概要

全体方針は、簡潔なサイトマップ、写真による訴求力向上、見やすいイベント情報、更新しやすくかつ複数の担当者が更新しても情報発信のクオリティが安定することを心がけて設計しました。また、市内の回遊性を高め、エリアをまたいだ観光や、エリア内での滞在時間の工場を意識して制作しました。

情報設計や整理のほか、既存のものに加えての写真撮影やライティングなどのコンテンツも全面的に追加制作しています。

現状分析・考え方

既存サイトはあとからの増築的な改修の積み重ねで作られてきたと思われ、サブカテゴリからのテキストでのリンクも多く、トップページの要素が複雑化し、サイト内の構造が把握しづらくなっていました。また近年、半田市内の観光地化が進みイベントが増加していることもあり、お勧めや大きなイベントがわかりづらくなりつつありました。
そして、半田市の目立った観光資源(いわゆる「山車・蔵・南吉・赤レンガ」)は各地域に点在しており、またそれぞれに活発に大小のイベントが開催されています。活発な反面、見逃すことも多く、イベントにたどり着けていないのではないかと考えました。そのため、サイトマップをシンプルに整理し、ピックアップ情報を設けるなどしています。

またスタッフの負担を軽減するため、CMS(コンテンツの更新システム)を各部に導入し、お知らせやイベント情報はもちろん、トップページのスライダー内の大型ビジュアルやピックアップイベント、店舗紹介や観光地紹介など各部を簡単に更新できるようにしています。

半田市は観光地としての知名度や集客は増えていますが、ピンポイントの集客となっており、市内を周遊する部分ではまだまだ伸び代があると考えられるため、エリアそれぞれの魅力を紹介しました。

見所となるコンテンツについて下記のように捉え、それぞれの地域ごとに来場者が興味を抱いたところを選んで訪問できるような設計を心がけました。

各エリア紹介(「山車・蔵・南吉・赤レンガ」)について

「山車・蔵・南吉・赤レンガ」という既存の軸を大切にしながら、衣浦港や知多半島という立地がもたらした廻船や醸造などの地政学・経済的な環境要因を軸に、江戸期からの知多半島という広域での歴史観に基づいた再編集を行いました。

山車文化

10地区31輌の山車(半田では、”ダシ”の他、”ヤマグルマ”、”オクルマ”とも呼ばれます)の文化が各地に大切に守られています。

亀崎地区

ユネスコ無形文化遺産にも選ばれた山車の勇壮なお祭り「亀崎潮干祭」の伝統を守り伝える半田市亀崎地区は、海運業に支えられた酒造りなどで栄えてきました。最近は大学の建築系の学部などが活動をしたり、地域の若い人たちが路地裏を使った様々な企画を行ったり、お蕎麦屋さんやハンモックカフェなどの新しい飲食店ができたりと、新しい取り組みと懐かしい風景、坂道と細い裏道の織り成す独特の景色などが混ざり合う、興味深い動きも出てきています。

半田運河

現在もミツカンの本社がある半田運河周辺は海運業と製造業で栄え、江戸や上方を中心に廻船業で酢やお酒などの醸造品などを交易することで大いに発展しました。その栄華を極めた頃のお屋敷や、醸造蔵の黒板塀の風景と運河の織り成す風景は美しく、運河沿いの散歩や企業の展示施設見学が人気です。ミツカンミュージアム(MIM)や国盛の「酒の文化館」では、交易と醸造品作りの歴史を俯瞰してみることができます。

岩滑地区

「ごんぎつね」を生んだ童話作家、新美南吉の出身地で、南吉童話に描かれる矢勝川周辺の田園や里山の風景、そして新美南吉記念館は地域の人々に親しまれており、文学ファンも多く訪れます。
有志の人々の手で手入れされて生み出された秋の300万本を超える彼岸花の風景は圧巻で、「ごんの秋祭」の時期には多くの人で賑わいます。現在は、蛍やアサギマダラを呼び込む活動などに取り組んでいます。

半田赤レンガ建物

カブトビールの工場だった跡地であり、戦争の痕跡を留める遺構でもあります。当時の赤レンガ建物の半分ほどの大きさではありますが、現存する赤レンガ建物として貴重な建物です。
明治期と大正期のカブトビールが復刻され、建物内やイベントなどで提供される生ビールとお土産物用の瓶ビールの形で飲むことができます。(なかなか美味しいです。)
知多半島の素敵な手仕事やクラフトに出会える「赤レンガマルシェ」は毎月賑わっています。

観光ポータルサイトのご相談お待ちしています

前職でも観光協会のホームページを設計しており、「TabiChita」や「みはまデイズ」など知多半島内のコンテンツを見せるための業務にも長らく携わっています。
更新世に配慮した”使える”ホームページ制作を心がけております。
ホームページだけでなくお客様にとって必要な場合は、PRツールや商品・サービス・パッケージの開発やデザインによる柔軟な提案させていただく場合もあります。
観光サイトや旅館業のPRやホームページ制作など、ぜひご相談ください。